母と暮せば

公開日:  最終更新日:2018/02/05

母と暮せば

山田洋二監督作品で、吉永小百合氏と嵐の二宮和也氏が、戦争で死別した息子とその母という間柄を描かれた作品です。

終戦を迎え死んだ筈の息子・浩二が幽霊となり母・伸子の元にやって来て、奇妙な暮らしが始まるというものです。

浩二には生前お付き合いのあった女性・町子(黒木華氏)の事が気掛かりだった事もあって、幽霊となり現世に舞い戻ったのです。

が、その肝心の町子には既に母が次のいい人を探す様に勧めており徐々に町子もそうしようとする所がとても切なく、でも仕方ない事と諦める辛さとが交錯して胸が締め付けられる思いでした。

3者共に双方の為にと願いつつも心残りは起こり空しさがどこまでも押し寄せて来るのです。

結局母・伸子も亡くなる事になりはしますが、浩二が手を引いて一緒にあの世に旅立つ事に、幾らかの救われた思いが沸いてきました。

物語の現実社会で伸子は孤独に亡くなったみたいになっていても、彼女には息子の影が常に寄り添っている事を視聴者には判っているのですから。

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