「リップヴァンウィンクルの花嫁」の感想

公開日:  最終更新日:2018/02/05

リップヴァンウィンクルの花嫁

流されるままに生きるようなどこか主体性のない主人公、皆川七海を描いた物語で、ストーリーが進行していくうちにだんだんと彼女を好きになってしまうような不思議な魅力が詰まっています。

主人公の魅力は主演を務める黒木華の演技力のたまものとも言えるほど黒木華を堪能できる作品でもあります。

現実と虚構がない交ぜになったような世界感で、いつの間にか彼女と一緒に別の世界に迷いこんでしまったかのような感覚を味わうことができます。

その要因となっているのはたびたび主人公の前に現れ、ときに彼女を助けたり、不穏な動きを見せる謎の人物「安室」の存在です。

綾野剛が演じている安室は、風貌や雰囲気に絶妙な胡散臭さがにじみ出ていて黒木華と並ぶ存在感を示してくれます。

そしてもう一人の主要人物として登場するCocco演じる里中真白も大変興味深い人物です。

物語の内容もそうですが、黒木華と綾野剛、そしてCoccoの共演が化学反応を生んでいる作品で、観れば観るほどに味わい深く、岩井俊二にしか撮れない映画だと感じました。

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